技術と経験で「&」を支えつつ、次の世代を育てたい
中部支店 ネットワークセンター所属 鶴巣博
20年前に、光の技術を携え「&」に入社
「&」に入社したのは今から20年ほど前。光融着接続の仕事で、私が「&」へ応援に来て声をかけてもらったのがきっかけです。当時「&」は、光通信関連の仕事を始めたばかりでしたし、私も、名古屋での単身赴任について、そろそろ地元の飛騨高山に戻りたいと思っていた頃でした、お互いの要望とタイミングが合致し、入社に至ったというわけです。地元高山でそれまで培ってきた仕事ができるというのは大きな魅力でした。
私はこれまで、40年来、光通信関連の仕事に携わっています。「&」での20年は、光融着接続の技術を持つプロとして、会社の仕事の幅を広げることに貢献出来たと思います。様々な仕事を手掛けてきましたが、振り返ってみて特に印象に残っているのは、岐阜県北部地域にある研究施設内での光融着接続の仕事です。建設時もそれ以降も度々工事に行っていますが、世界最先端の研究施設に関する仕事をするというのは、その一端を担えているようでうれしいですね。一般の方は決して足を踏み入れられないような場所に入れるのも役得です。施設の中には、有名な方のサインがたくさん飾られているんですよ。特別な仕事に携われていることは、自分自身の誇りでもありますね。
丁寧な仕事の積み重ねが、信用の証になる
私は今、定年を過ぎた年齢となりましたが、今でも高所作業車を運転して現場に出かけ、仕事をしています。ケーブルテレビのメンテナンス・増設・移設・一般家庭への分配工事・国交省の仕事等、内容は日々様々で高山エリアのあちこちで、自分が手掛けた仕事を目にすることができます。間接的ではありますが、私の地元でもある飛騨高山の人々の役に立てているのではないかと思いますね。最近は電柱に登ることはほとんどなくなりましたが、泥だらけになることもしばしば。雪の日の光融着接続は寒さで手がかじかみ、光ケーブルのクリーニングに使用するアルコールで指先がガサガサになる事も有ります。でも、まだまだ第一線での仕事を楽しんでいます。なによりもこの歳になっても会社の同僚や発注先から頼ってもらえるのは、うれしいですし、ありがたいです。
この仕事をするうえで私が心掛けていることは、丁寧な作業です。それは、通信障害を起こさないためでもありますが、それ以上に考えることは障害が出た時。光回線に不具合が出ている原因を調べたり、光ケーブルが断線している箇所を探るのは難しく、経験からくる勘と判断、臨機応変な対処が必要になってくるのですが、光ケーブル接続箱内に光ケーブルが、きれいに収納されていれば復旧作業をより早く行えるなど、日頃の積み重ねが大きく影響してくるのです。ですから私は、誰が見ても丁寧だ、きれいだと思えるような光融着接続や光ケーブルの収納をするよう、心掛けています。そういったことの積み重ねが、信用とか安心にもつながっていくのではないかとおもっています。
現場の仕事を続けながら、相棒、分身を育てたい
今後やりたいこと。一つは、私がこれまでに身に付けてきた知識や技術を、これからも若い人に継承したいですね。自信というほどではありませんが、光融着接続等の経験値は「&」の誰よりもありますので、相棒とか分身と呼べるような人を育てられたらいいなと思っています。身に付けた知識や技術を持った人が増えれば僕も嬉しいですし、会社としても、多くの仕事を受注できる様になりますからね。
個人的には、会社から『もういい』と言われるまで働き続けたいですね。私と同世代の人、私より上の世代の人がまだ元気に働いていますから、私も頑張りたい。一方で、社名が「&」に変わって、何にでも挑戦する会社になりましから、歳をとって、今の仕事ができなくなってもできること、長く働き続けられる環境を、みんなで作っていけるといいですね。