Design & Days デザイナーインタビュー/「憧れを、憧れのままにはしたくない」
2022.03.08
Design & Days デザイナー 戸上瑠華
2020年入社
私は学生時代、外国語大学で英語を学び、前職では英語が使える仕事ということで新卒でエンジニアリング企業に入社し、海外の工場とやり取りをする仕事をしていました。
その時は、「英語を使わないといけない」と思って会社員を選んだのですが、「なんか違うな」と感じて、英語をどうしても使いたいわけではないことに気づき、憧れていたデザインやクリエイティブな仕事をしたいという想いで転職を決意しました。
転職活動の時は、デザインやクリエイティブの他にも映画PRやイベント企画など華やかに見える会社も見ていたのですが、採用ページでandに出逢って、毎日違うことをやるということに心を惹かれ、私の性格上何が起きるか分からないことが面白いと思い、採用ページを見ていてワクワクしたのを覚えています。
もともと英語が好きなのも、洋楽や動画などエンタメを見ていたからなんです。そこから漠然と広告とかクリエイティブに興味があって、そういう仕事をしている人にも憧れがあり、エンジニアリング企業から未経験のデザインの世界へ飛び込んでみようと足を踏み出しました。
面接で代表に言われた「僕が親だったらデザイナーになるのを反対する」という言葉が今でも心に残っています。結構心にきました、そんな職業なんだなって。でも代表やデザイナーさんとお話をしていく中でどんどん面白そうという気持ちが大きくなり、and株式会社 Design & Daysへの入社を決めました。今思うと代表は「反対する」という言葉で私の気持ちを見ていたのかなとも感じます。
毎日何が起こるかわからない。だから楽しい。
私は入社して2年目になりますが、最初の1年目からいろんな案件を担当しました。モーショングラフィックデザインやVFX、ドラマのティザー(ドラマのワンシーンをダイジェストしたプロモーションムービー)、オープニングタイトル制作など。いつも、これからどんな仕事がくるか分からないから、本当に楽しいです。
何が起きるか分からないことが、思っていた以上にその通りだなと思って過ごしています。来週どうなっているかも来月自分が何の仕事をしているかも分からないですが、毎日ワクワクしながら眠りにつきます。
チームで動くことがほとんどで、周りと助け合いながら進めています。私自身もまだまだ技術が足らないなと思うことも多々ありますが、チーム内のメンバーがそれぞれ得意分野を持っていて、頼りながら、頼られながら楽しく作業ができていて、毎日刺激的です。
社内ではリモートワークで仕事をしている人も何人かいるため直接会ったことがない人もいて、ミーティングだけだと堅い感じになってしまうので、ミーティング以外でもWebで繋いでお話しながらその人を知っていくと、だんだん仲良くなっていいチームワークが築けているように思います。歳が離れた先輩も、同世代も、楽しく働けるのが嬉しいです。
Design & Daysでは、案件ごとにチームの意見をまとめながらディレクションをするリーダーを決めて仕事を進めていく体制なんです。私がリーダーになった時は、独りよがりにならないようにチーム内全員の意見を聞くことを意識しています。私自身未経験で、チーム内には自分より経験がある人も多いです。そんな中では、リーダーだからといって指示をするのではなく、「これはどういう風にやるといいですか?」と聞くようにしています。そうするとたくさんの想いが集まってみんなで話しながら進めていけるので、より良い作品が作れると思っています。
はじめての経験を忘れずにこれからも自分を磨いていきたい。
もちろん楽しいだけではないのも正直なところです。
入社してすぐはVFXなど技術的な仕事が多かったのですが、はじめてクリエイティブな案件に携わった時のことは今でも覚えています。正解を探しながら手を動かす人や、感覚先行で作業を進める人もいて、「何が正解なのか分からない」という不安を抱えたまま、手探りでやっていたこともありました。
でも、それはきっと「はじめて」だったから憶えた感情で、今そう思えることが成長した証かもしれないですね。今でも覚えているあの時の感情はずっと忘れないでいたいなって思っています。後からその時つくった作品を見返すと色々な想いが蘇ってきて、なんかいいなって思います。
今はディレクションをしっかりできるように、自分を磨いています。「自分がこうしたい」とか「こうしてほしい」ということを自信を持ってみんなに伝えられるようになりたいです。そうしていくことで、自然と様々なジャンルのデザインができたり、自分の幅が増えると思うので、頑張りたいです。
好き、ただその気持ちが始めるきっかけでいい。
入社して1年経ちましたが、ずっと濃い日々を過ごしています。毎日夜までみんなで手を動かしていたことも、東京出張でドラマティザー撮影の現場にいかせていただいた時も、どれも印象深いです。毎回大変なことも嬉しいことも両方あって、心が騒いでいる時間が、本当に私に合っているなと感じます。
最初は右も左も分からないことも多く、大変なことばかりでしたが、最近はやりがいを感じることも多いです。クライアントの方などと直接お話する機会があった時にお褒めの言葉をいただけたり、SNSで例えば「ドラマ名 オープニング」と自分が携わった作品をエゴサーチして反応があったり、そういう時は心から嬉しいです。あとは、ドラマの案件ですとエンドロールに名前が載ったりするので、親もすごく喜んでくれて、それがモチベーションにも繋がっています。
私は未経験でこの仕事を始めたわけですが、当然最初は絵も描けないし、ペンタブ触るのも一苦労でした。でも、映像が好き、デザインが好き、人とつくるのが好き、そういう「好き」の気持ちではじめるのでもいいのかなって思います。未経験でもandでお仕事をしていく中で成長でき、デザイナーになれるので、「自分の気持ちに正直に、やりたいことに挑戦してほしい」とデザイナーを目指している方たちに伝えたいです。
これからも楽しみながら、自分の気持ちを大切に、自分の想いをたくさんの作品で伝え続ける自分でありたいと思います。