Design & Days デザイナーインタビュー/「デザイン未経験の僕がandを選んだ理由」

2022.03.08

Design & Days デザイナー 曽我太一

2020年入社

僕は2020年の8月に、and株式会社のデザイン部門であるDesign & Daysに入社しました。モーショングラフィックデザインやVFX、3DCGの技術を用いて映像作品を製作する部署なんです。

 

昔から好きなデザインに関わりたいっていう気持ちが大きくて、未経験でもイチから学べるっていう募集要項を見て応募しました。面接のとき、デザイナーの仕事内容や、「撮影現場に行くと芸能人に会えるよ」っていう話を聞いて、そこは本当にミーハーな感じなんですけど、すごく楽しそうだなって直感で感じました。

 

やっぱり、未経験OKっていうのが僕の中ではいちばん大きかったです。だから、全く別の業界からの転職を決意しました。

いまはオープニング系の仕事がメインです

僕がDesign & Daysやっていることは、オープニング、ドラマのタイトルバックとCMのティザー制作などがメインですね。ティザーとは、部分的な情報だけを公開して、視聴者の興味をひくプロモーション手法のことです。それに、ロゴやポスター作成をやっていた時期もあります。あとは、ドラマのVFXや撮影のために現場もちょこちょこ行っています。

 

ちょうどいまもオープニング制作にサブリーダーとして関わっているところです。場合によっては、エディットを行ったり、絵を描いたり、キャラクターのアウトラインを描いたり塗ったりしています。

1日の流れを確認してスケジュール調整をして、メンバーをまとめています

入社1年目、初めてのリーダーは大変だった

例えば、ドラマのオープニング案件など僕らの仕事はチームでやることが多いので、リーダーになってそれを仕切る人間が必要なんですね。僕は入社1年目でリーダーを担当させていただくことになったのですが、やっぱりドラマ案件で初のリーダーがいちばん大変で、終わった時の充実感があったので印象に残っています。

 

ドラマのティザーとオープニングを撮影から映像制作まで担当したんですけど、大変な役割であることは知っていたので、リーダー任命時は「うわぁ、やりたくないな」というのが正直なところでした。

 

リーダーは、スケジュールやメンバーの管理、データの取りまとめ、それに代表との連絡などを行います。データの内容が、良いか悪いかの判断をしないといけない時もありますね。

 

難しかったところは、相手の意図をどれだけ正確にカタチにできるか、ですね。僕が思っている感覚と相手の感覚って違うので、受け取り方の難しさがあると思います。例えば、リーダーは代表とデザインについてやり取りすることが多いので、メッセージなどの文章で確認するよりも、直接話せる時はたくさん質問して、お互いの認識を細かくすり合わせるようにしました。

入社2年目にしてリーダー経験を重ねていく

僕はどちらかというと、リーダー感のないリーダーだと思います

一方的にダメと言える性格ではないので、僕はみんなで話し合って、みんなの意見を聞いて、話し合って進めるスタイルでやっています。

 

でも2回目のリーダー案件では、このスタイルがうまくいかなかったんです。皆で意見を出し合ってつくったムービーが「全然かっこよくないね」って言われちゃって。

 

代表から「曽我くんがいいと思うものでやっていかないといけない」「アートディレクションも曽我くんがして、全体を見てもっと指示しないといけないよ」って言われたんです。

 

そこからは、ちょっと意見を突っ込んで言うようにして、「僕的には〜とか、こっちの方がいいんじゃない?こうしたらいいかもね」と伝え方を工夫するようになりました。2回目のリーダー案件の「和田家の男たち」のティザー制作は、意識してアートディレクションをしたら、とてもかっこいい作品になったんです。

みんなの意見を大事にしつつも、自分なりのアートディレクションをしていく

ソフトはまず「触ってみる」が大事

最初はソフトも使えないし、ペンタブにも慣れないとだし、いろいろ覚えることが多いこともあって、めちゃめちゃ大変でした。

 

入社1ヶ月間くらいは、「本当にやばいところに来たかもしれん」って思ったこともあるけど、3ヶ月くらい経ってからは、ソフトも使えるようになってきて、できることが格段に増えたので楽しくなってきましたね。

 

講座の動画を見ながら勉強していたんですけど、それよりも、とりあえず「触ってみる」ですね。ソフトを触り続けていたら、いつの間にか覚えていました。今では、使い方を同期に質問されることもあります。

作業は時間を決めて集中が切れないように自分でコントロール

自分のデザイン案が採用されると「やったな!」って

やりがいを感じるときは、デザインしたムービーの提案が通ったり、選ばれたりしたときですね。

 

入社数ヶ月後から自分が描いたキャラクターが選ばれることが多くあったので、テレビやTwitterで見かけると「自分がつくったやつ!」って友だちや家族に見せています。本当に嬉しいですね。

チームはめちゃめちゃ仲がいい

本当に風通しがいい会社だと思います。若い人から、歳が離れている先輩まで色んな個性の人たちが集まっていますが、チームの雰囲気もよく、みんな仲良くやっています。

 

仕事では意見を言い合えるし、もちろん雑談でプライベートの話もします。仕事も教えたり、教わったり、コロナ禍でリモートワークのいまは、Skypeで会話しながらみんなで作業を進めたりと、助け合っています。

同期入社の戸上さんと。リモートワーク中でも毎日Skypeで相談する仲

3Dとデザイン力を上げていきたい

いま気になってるのは3Dの分野です。チームのメンバーと「3Dができると幅が広がるからいいよね」って話しているので、勉強していきます。

 

それと個人的には、デザイン能力を伸ばしたいなと思っています。やっぱり、美大行ってる人と比べるとクオリティが違うんですよね。「いい意味で雑い」って言ってもらえるんですが、僕もクオリティを高めたいなと。

2年目は、3D技術とデザイン力を身に付けたデザイナーになりたいと思います。